自宅で簡単にムダ毛処理できる「除毛クリーム」ですが、クリームを洗い流したあとに黒い斑点のようなものが現れたことはありませんか?
あの黒いやつの正体はまさに、完璧に取り除いたと思った「ムダ毛」なのです。
除毛クリームでムダ毛処理している方のなかには「肌に黒いポツポツができてしまう」「黒い斑点をできないようにする対策はないの?」と、悩まれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では上記の悩みに加え、黒いポツポツができにくいおすすめの除毛クリームも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
除毛クリームで黒いポツポツができるのはなぜ?
除毛クリームが毛穴に浸透することで、肌の表面と毛穴の少し内側までのムダ毛を除去できます。
そのため、毛穴にきちんと浸透しなければ肌の表面に出ている体毛のみしか除去できず、皮膚の中に存在するムダ毛が黒いポツポツのように見えてしまいます。
とくに、脇やVIOなどの濃くて太いムダ毛を処理しようとすると、除毛クリームでは溶かしきれないことが多く現れやすいのです。
除毛クリームにはムダ毛のたんぱく質を溶かす成分が含まれており、手軽に処理できることから多くの方が愛用しております。
しかし、ムダ毛が皮膚の中に残っていたり、溶かし漏れが起きたりすることで、黒いポツポツができてしまいます。
除毛クリームで黒いポツポツをできづらくする対策
除毛クリームを使用した際に黒いポツポツをできづらくする対策はこちらです。
●除毛クリームを使用する前にムダ毛を短くする
●入浴で毛穴を広げてから除毛クリームを使用
●ムダ毛が見えなくなるまで除毛クリームを塗る
●除毛クリームを塗った後はラップする
黒いポツポツを目立ちづらくするためには、除毛クリームを少しでも毛穴に浸透させる必要があります。
「除毛クリームの使用後に斑点がよく気になる」という方は、簡単に対策できる方法を説明するので参考にしてみてください。
除毛クリームを使用する前にムダ毛を短くする
除毛クリームを使用する前に一度、ハサミなどを使用して伸びきったムダ毛を短くカットしましょう。
ムダ毛が伸びきったままだと除毛クリームを塗った際に邪魔をし、毛穴に浸透しづらくなるのです。
短くするときの長さは、「2〜5mm」程度を目安にカットしてください。
なかには、カミソリで短くしようとする方もいらっしゃいますが、刃が直接肌に当たることでダメージを与え、乾燥肌を招くおそれがあります。
そのため、肌を傷つけることのないハサミを使ってムダ毛を短くしましょう。
入浴で毛穴を広げてから除毛クリームを使用
温かいお湯に浸かると「血行促進」や「ストレス解消」などの効果があるほか、「毛穴を広げ、溜まった汚れを落とす」作用も働きます。
毛穴が広がることで除毛クリームが浸透しやすくなり、黒いポツポツが現れにくくなります。
ただし、熱いお湯に長時間浸かることで、外的ダメージから肌を守るバリア機能が低下するので注意しましょう。
ムダ毛が見えなくなるまで除毛クリームを塗る
初歩的なことですが、ムダ毛が見えなくなるまで除毛クリームを塗ることも、黒いポツポツを出さないようにする対策の一つです。
「使用量が多くなるから」と、ムダ毛が少し見えたまま薄く塗り終えることで、きちんと浸透していない箇所ができ、塗りムラとなってしまいます。
その結果、毛穴の少し中まできれいに除毛できず、黒い斑点が現れる原因につながります。
除毛クリームを立て続けにムダ毛処理できなかった箇所へ塗ると、肌にダメージを与えるため、その日の使用は避けましょう。
除毛クリームを塗った後はラップする
除毛クリームを塗ったあとは、塗りムラにならないためにもラップを巻きましょう。
ラップをすることで除毛クリームが満遍なく広がり、毛穴まできちんと行き届くようになるのです。
もしラップを使用しないのであれば、ヘラやスポンジなどを必ず使用してください。
直接手を使って除毛クリームを塗ると、どうしてもムラができ均一にはなりません。
黒いポツポツを出さないコツとして、ラップやヘラを使って除毛クリームを塗るのがおすすめです。
除毛クリームを使用すると毛が太くなり黒いポツポツが目立つ?
除毛クリームを繰り返し使用したとしてもムダ毛が太くなることはなく、黒いポツポツがより目立つことはありません。
皮膚の中に残っているムダ毛がそのまま成長するため、太さや濃さは変わらずに生えます。
ツルツルになった肌から生えてくることから「太くて濃くなった」と勘違いしがちですが、単なる錯覚なので安心して除毛クリームを使用してください。
除毛クリームが毛穴に残るとどうなる?
除毛クリームをきれいに流し落とさないと、角質や垢が毛穴にたまる原因につながります。
角質は時間の経過とともに自然に剥がれ落ちますが、除毛クリームが残ったままだと毛穴詰まりを引き起こし、蓄積し続けてしまうのです。
また、古い角質や垢が蓄積し酸化すると、毛穴周りの黒ずみが発症し始めるため、除毛クリームを使用したあとはぬるま湯できれいに洗い流しましょう。
角質と垢が溜まることで起きる症状などについて、以下の記事で詳しく説明しているので、気になる方は読んでみてください。
除毛クリームのメリット・デメリット
除毛クリームを使用するメリット・デメリットはこちらです。
除毛クリームのメリット
●カミソリよりも黒いポツポツが出にくい
●カミソリよりもきれいに除毛できる
●カミソリよりも肌へのダメージが少ない
●除毛クリームを塗った後はラップする
●使用してすぐムダ毛を除毛できる
●自宅で簡単に除毛できる
●時間をかけずに除毛できる
●脱毛に比べると除毛クリームの価格は安い
除毛クリームのデメリット
●毛穴に浸透していない箇所は黒いポツポツができやすい
●太くて濃いムダ毛は除毛しきれないことがある
●肌に多少の刺激がある
●使い切る度に購入する必要がある
除毛クリームはカミソリよりもきれいに除毛できるため、黒いポツポツが比較的現れづらいのがメリットです。
しかし、使い切るたびに費用がかかることに加え、購入する手間もあるので非常に面倒です。
状況に応じて除毛クリームやカミソリなどを使い分けるとよいでしょう。
黒いポツポツになりにくいおすすめの除毛クリーム
除毛クリームのなかにはムダ毛を根元まで処理できるものがあり、それが「ケトリーム 」です。
ケトリームは除毛効果を高めたり、毛穴周りの汗や皮脂などの汚れを落としたりする「薬用炭」が含まれております。
薬用炭を含んだ微粒子が毛根まできちんと浸透することでムダ毛が残らず、黒いポツポツになりにくいのです。
また、匂いもブラックベリーの香りなので、待機時間中は除毛クリーム独特の嫌な臭いが気になることはありません。
ケトリームが気になる方は、下記の記事で詳しい効果や口コミを紹介しているので読んでみてください。
除毛クリーム以外でも黒いポツポツができる
除毛クリーム以外の「カミソリ」や「毛抜き」でのムダ毛処理でも黒いポツポツはできます。
カミソリや毛抜きは除毛クリームよりも、肌にダメージを与えやすいためです。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
カミソリによるムダ毛処理
ムダ毛が太くて濃い方がカミソリで自己処理すると、黒いポツポツとなりがちです。
カミソリの刃が直接肌に触れることで皮膚も一緒に削ぎ落とし、毛穴の少し内側まできちんと処理できないことから、ムダ毛の黒色が目立ちやすいのです。
また、皮膚を削ぎ落す行為は肌に大きな負担を与えるので、炎症を引き起こす可能性もあります。
炎症を引き起こすと、毛穴周りが色素沈着し黒ずむ原因につながります。
カミソリによるムダ毛処理は除毛クリームよりも黒いポツポツが出やすく、肌を傷つけるためおすすめしません。
毛抜きによるムダ毛処理
毛抜きは毛根ごとムダ毛を引き抜くため、カミソリなどに比べてきれいに除毛できますが、返って黒いポツポツとなりがちです。
ムダ毛が成長しきる前にダメージを受けた肌が生成されると、皮膚の中に毛が埋もれ「埋没毛」を引き起こします。
埋もれたムダ毛は肌の表面下で成長し続け、小さな斑点のように見えるのです。
また、開いた毛穴に雑菌が付着することで炎症を引き起こすおそれがあり、赤いポツポツの原因にもつながるため、毛抜きによる自己処理は避けましょう。
下記の記事では、除毛する際の埋没毛が起きる原因について紹介しているので、伴わせて読んでみてください。
カミソリで黒いポツポツを目立ちづらくする対策
除毛クリーム以外(カミソリ)でのムダ毛処理で、黒いポツポツを目立ちづらくする対策はこちらです。
●ムダ毛処理をしたあとは保湿する
●ジェルやクリームを使用する
●ムダ毛の流れに沿って自己処理する
カミソリで黒いポツポツを出さないコツは、いかに肌へのダメージを和らげるかです。
それぞれの対策について見ていきましょう。
ジェルやクリームを使用する
カミソリで自己処理する際は、必ずジェルやクリームを塗ってから使用しましょう。
ジェルやクリームは肌へのダメージを減らす役割に加え、ムダ毛を柔らかくし除毛しやすくする働きがあります。
カミソリの刃を何度も同じ箇所に当てることは、その分、肌への負担につながるので注意してください。
ムダ毛の流れに沿って自己処理する
カミソリで除毛する場合は、必ずムダ毛の流れに沿って自己処理をしましょう。
反対方向の流れでカミソリを使用するとムダ毛を引っ張る状態になり、肌への負担が大きくなるのです。
また、引っ張られることで埋没毛となる可能性もあります。
ムダ毛の流れと同じ向きで剃ると皮膚へのダメージを軽減でき、肌トラブルを抑えられます。
ムダ毛処理をしたあとは保湿する
カミソリでムダ毛処理したあとは、傷ついた皮膚をケアするために保湿する必要があります。
ジェルやクリームを使用したとしても、完全に肌へのダメージがなくなるわけではありません。
保湿する方法としては、「ローション」や「保湿クリーム」を使用するのが効果的です。
カミソリによる自己処理は、肌に備えられているバリア機能を低下させるため、必ず保湿するよう注意してください。
自己処理はカミソリよりも電気シェーバーがおすすめ
除毛クリームを使用しないのであれば、カミソリでムダ毛処理をするよりも「電気シェーバー」で自己処理するのがおすすめです。
電気シェーバーはカミソリと違って直接刃が皮膚に触れないため、肌へのダメージを軽減できます。
注意してほしいことは、「ひげ」や「VIO」などの太くて濃いムダ毛は力負けすることがあり、剃り残しが出てしまうことから黒いポツポツとなる原因につながります。
そのため、「腕」や「脚」などの細くて薄いムダ毛を除去する際に使用しましょう。
肌への負担を軽減することによって、炎症による赤いポツポツを軽減できます。
脱毛は黒いポツポツが気にならない
黒いポツポツを気にならなくするために最も効果的なのが「医療脱毛」や「美容脱毛」です。
脱毛することによってムダ毛を生えなくしたり、細くて薄いムダ毛にしたりするため、黒いポツポツを抑えられます。
医療脱毛と美容脱毛にはそれぞれ違いがあるので、それぞれの特徴や黒い斑点を出さないようにする経緯を紹介します。
医療脱毛
医療脱毛はムダ毛の生成を促す毛根部分を、出力の高いレーザーによって破壊することで永久脱毛できます。
そのため、ムダ毛が生えなくなり、黒いポツポツが起こらないのです。
永久脱毛と言っても生涯生えないというわけではなく、数年も経てば多少は生えてきます。
しかし、生えてくるのは薄くて細いムダ毛のため、除毛クリームなどで自己処理したとしても目立ちにくくなると言えます。
高い施術費用を支払うことになりますが、根本的に解決したいのであれば医療脱毛がおすすめです。
美容脱毛
医療脱毛と違って美容脱毛は永久脱毛をできませんが、黒いポツポツを目立ちづらくできます。
美容脱毛は毛根部分を破壊するのではなくダメージを与えることで、ムダ毛が生えてくる周期を遅らせ薄くて細い毛にするのです。
ムダ毛が生えづらくなることからムダ毛処理する機会も減り、肌を守ることにもつながります。
「根本的な解決に至らなくとも、黒いポツポツが現れにくくなればよい」という方に、美容脱毛はおすすめです。
除毛クリームで黒いポツポツができる原因のまとめ
除毛クリームを使用したとしても黒いポツポツができる原因についてまとめたのがこちらです。
除毛クリームで黒いポツポツができる原因
●皮膚の中にムダ毛が残っている
●除毛クリームが毛穴に浸透していない箇所がある
●ムダ毛が太くて濃いと溶かしきれない
除毛クリームは目に見えるムダ毛を除去できる商品ですが、皮膚の中にはまだ残っており、濃くて太い毛は完全に取り除くことはできません。
また、黒いポツポツを現れづらくするためには、除毛クリームをきちんと毛穴まで浸透させる必要があります。
除毛クリームで黒い斑点を現れづらくする対策はこちらです。
除毛クリームで黒いポツポツをできづらくする対策
●除毛クリームを使用する前にムダ毛を短くする
●入浴で毛穴を広げてから除毛クリームを使用
●ムダ毛が見えなくなるまで除毛クリームを塗る
●除毛クリームを塗った後はラップする
除毛クリームを使用する際、上記に挙げた対策を意識することで黒いポツポツができづらくなるため、ぜひ参考にしてみてください。