除毛クリームは毛嚢炎になりづらい?原因や早く治す方法をご紹介!

除毛クリームは毛嚢炎になりづらい

カミソリや電気シェーバーは綺麗にムダを取り除ける一方で、ヒリヒリした痛みを伴うこともあります。

なかには、赤みを帯びた「毛嚢炎」と呼ばれる症状を、引き起こした方も多いのではないでしょうか?

そのような方には、カミソリなどと比べて肌に優しい除毛クリームでムダ毛処理するのがおすすめです。

本記事では、毛嚢炎が起きる原因を踏まえて、なぜ除毛クリームがよいのか紹介するので、参考にしてみてください。

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そもそも毛嚢炎とは?

そもそも毛嚢炎とは?

毛嚢炎とは、ムダ毛の毛根を覆っている部分に傷が付き、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌と呼ばれる細菌が感染することで起きる「炎症」のことです。

脱毛や毛抜きカミソリなどによる除毛でダメージを与えるかつ、皮膚表面の環境や肌によく接触する物が雑菌まみれな状態の場合に、毛嚢炎が発症しやすくなります。

毛嚢炎は肌を傷付けてから、「1~3日」ほどで現れ始めるケースが多くあり、男女どちらともに起こりうる症状です。

そのため、脱毛や除毛したあとの数日間は、毛嚢炎が起きていないか注意深く観察しましょう。

毛嚢炎が発症する原因

除毛クリームは埋没毛を起こしにくい

毛嚢炎は、主に下記3つの原因によって発症することが多々あります。

■毛嚢炎の原因
・脱毛による肌へのダメージ
・カミソリや毛抜によるムダ毛処理
・不規則な生活習慣

毛嚢炎は肌に刺激を加えるだけでなく、生活習慣が乱れることでも起こりやすくなるので、この機にきちんと覚えておきましょう。

それでは、それぞれの原因について詳しく説明していきます。

脱毛による肌へのダメージ

毛嚢炎を発症する細菌(ブドウ球菌)は、元から肌に多く付着しており、人間に備えられている皮膚を保護する「バリア機能」によって傷への侵入を防いでいます。

しかし、脱毛する際の機械から放たれる高出力のレーザーによって、肌のバリア機能が一時的に損なわれ、細菌が傷口に感染しやすくなるのです。

脱毛の種類には「医療脱毛」と「光脱毛」の2つがあり、前者は後者に比べて高出力のレーザーとなっているので肌に大きな負担をかけます。

そのため、医療脱毛を受ける方は、毛嚢炎に対して特に注意を払わなければなりません。

高額費用が必要な脱毛は効率よく抑毛効果や減毛効果を得られることから、最近では女性に限らず男性も施術を受ける方が増えております。

ムダ毛の除去により肌を綺麗に見せられる一方で、毛嚢炎などの肌荒れを起こすリスクもあるため、契約する際はカウンセラー担当者によく相談しましょう。

カミソリや毛抜きによるムダ毛処理

ムダ毛を除毛する際にカミソリや毛抜きで行っている方も多く、身近に潜んでいる原因の一つと言えます。

カミソリや毛抜きは肌を傷つけるため、毛嚢炎を引き起こす可能性が非常に高いのです。

カミソリを多用している方のなかには、湿気の高い浴室などで保管している方も少なくないのではないでしょうか?

湿気の高い場所は毛嚢炎の原因である細菌が繁殖しやすい環境なので、肌に触れることによりなおさらリスクが高まります。

毛嚢炎は肌へのダメージだけでなく、皮膚へ触れるものに細菌が付着しているかどうかも注意しなければいけません。

不規則な生活習慣

不規則な生活習慣はすこやかな肌の環境を悪化させ、細菌の侵入を防ぐバリア機能や傷口を治す働きがあるターンオーバーを低下させます。

バリア機能やターンオーバーが乱れることで、毛嚢炎が発症しやすくなるのです。

不規則な生活習慣を送っている方の特徴として、睡眠時間が短かったり、偏った食生活をしたりしている人などが挙げられます。

除毛したあとに毛嚢炎のような症状がよく現れる方は、生活習慣が乱れていないか私生活を振り返ってみましょう。

除毛クリームは毛嚢炎が起きにくい

除毛クリームは毛嚢炎が起きにくい

除毛クリームはカミソリなどに比べて、毛嚢炎が起きにくいアイテムの一つです。

肌に多少の負荷はかかるもののカミソリの刃で肌を削り取るほどのダメージはなく、皮膚の表面を保護したり、保湿したりする成分が多く配合されているのです。

毛穴の少し内側まで上手く浸透することで、綺麗に除毛できるうえ、肌トラブルもある程度ケアできます。

ただし、敏感肌の方が除毛クリームを使用すると、赤みやかゆみを催す可能性もあるので十分注意してください。

除毛クリームを使用する前には少量を腕の一部分に塗り、10分ほど放置して肌荒れが起きないかパッチテストで確認しましょう。

毛嚢炎とニキビは何が違う?

毛嚢炎とニキビは何が違う?

毛嚢炎はニキビの症状と似ているようで、発症する原因に違いがあります。

美容皮膚科タカミクリニックによると、ニキビは毛穴の常在菌である「アクネ菌」が繁殖し、炎症を起こすことで現れる症状と言われています。

アクネ菌は毛穴にある皮脂を栄養分とし、酸素に弱い特徴があることから、毛穴詰まりによって増殖する環境が整い増えてしまいます。

そのため、カミソリなどの使用によってできた傷口に、ブドウ球菌が侵入することで炎症を起こす毛嚢炎とは根本的に違うのです。

症状のカテゴリーとして大枠にニキビがあり、そのなかに毛嚢炎が含まれているというイメージです。

原因などが違うと言っても、どちらとも見た目が似ていることから、毛嚢炎をニキビと勘違いしてしまうことが多々あるので気をつけましょう。

毛嚢炎が起きやすい箇所

毛嚢炎は「ムダ毛が多く湿気が溜まりやすく細菌が増殖しやすい箇所」や「皮膚が薄い箇所」に起こりやすいと言われてり、具体的な箇所としては以下の部位が挙げられます。

■毛嚢炎が発症しやすい部位
「顔」・「VIO」・「脇」・「膝下」・「太もも」・「背中」

顔は皮膚が薄い部位なのでカミソリで傷つきやすく、マスクを着用することでも蒸れやすくなります。

とくにVIOはダメージを受けやすいことに加え、ほかの部位と比較して下着で密閉率が高くなっていたり、ムダ毛が多かったりすることから、湿気が溜まりやすく毛嚢炎が起こりやすい箇所です。

上記で紹介したそれぞれの部位に、毛嚢炎が起きる原因が詰まっているため、ダメージや湿気にならないよう目を向ける必要があります。

毛嚢炎の症状とは?

毛嚢炎の症状とは?

毛嚢炎の症状には軽度なものもあれば、重度なものもあり、肌の傷つき具合や細菌の繁殖具合によって異なります。

軽度レベルの症状では赤みを帯びることはありますが、大きな痛みを感じることはないでしょう。

一方、重度レベルでは大きな痛みが伴ううえ、膿が溜まり中央部分が白く腫れ上がります

そのため、肌の見た目にも大きな影響を及ぼし、一目で肌荒れを起こしていることがバレてしまいます。

カミソリでの自己処理はムダ毛を取り除きますが、返って肌トラブルを引き起こす原因でもあります。

腕や脚のムダ毛を処理する場合は、肌にあまり負担をかけず、毛嚢炎の発症を防ぎやすい除毛クリームがおすすめです。

毛嚢炎が悪化するとどうなる?

毛嚢炎を放置していると、次第に膿が固まることによって「しこり」ができたり、一つの毛穴で発症していたものが周囲の毛穴にも広がったりする恐れがあります。

最悪のケースだと、発熱や体調不良を及ぼすこともあり、私生活に支障をきたしてしまいます。

毛嚢炎に限らずニキビでも、「いづれ治るだろう」と、そのままにしている方も少なくないでしょう。

痛みを伴わない軽度なレベルのものであれば、保湿ケアなどをしながら数日間は様子を見るだけで問題ありません。

しかし、大きな痛みや膿が溜まり始めた場合は、早急に通いつけの皮膚科医へ相談することをおすすめします。

毛嚢炎を早く治す方法は皮膚科に相談

毛嚢炎を早く治す方法は皮膚科に相談

毛嚢炎を早く治す方法は、正しく幹部をケアして専門の方に相談することがポイントです。

重度な毛嚢炎は自然治癒することはありませんが、痛みのない軽度な毛嚢炎は、ニキビと同じで「1週間」ほどで治ります。

しかし、軽度なレベルだったとしても、保湿ケアを怠ったり、肌の環境が不衛生なだったりすると悪化する恐れがあります。

そのため、症状を悪化させないためにも早めに皮膚科に相談し、毛嚢炎を治しましょう。

皮膚科に相談することで、治療薬や適切なケア方法などのアドバイスが受けられます。

毛嚢炎を防ぐためには?

毛嚢炎を防ぐためには?

ムダ毛処理による毛嚢炎を防ぐ方法には、いくつかのポイントがあるので紹介します。

■毛嚢炎を防ぐ方法
・刺激の少ない除毛クリームでムダ毛処理
・日々の保湿ケア
・肌の環境を清潔にする
・除毛する間隔を空ける
・衣類の洗濯
・生活習慣を意識する

毛嚢炎は日々の生活を少し改善するだけで、発症させる確率を軽減できます。

簡単に取り入れられるものも紹介するので、行えるものから意識してみてください。

刺激の少ない除毛クリームでムダ毛処理

腕や脚をムダ毛処理する際は、皮膚へのダメージが少ない除毛クリームを使用することで、毛嚢炎を防げます。

なかでも、「ケトリーム」という除毛クリームは、刺激になりやすい以下8つの添加物を使用しておりません。

■8つの無添加
・シリコン
・パラベン
・アルコール
・紫外線吸収剤
・合成着色料
・フェノキシエタノール
・酸化チタン
・石油系界面活性剤

できるだけ肌にダメージを与えず、綺麗にムダ毛を除毛したい方はケトリームを1度試してみてはいかがでしょうか。

ケトリームが気になる方は、下記の記事で効果などを説明しているので読んでみてください。

日々の保湿ケア

除毛後や普段の保湿ケアは、毛嚢炎を防ぐうえで非常に大切です。

肌に潤いを与えることでバリア機能がきちんと働くため、ダメージから皮膚を守ります。

とくに除毛後や脱毛後はバリア機能が低下し乾燥肌となりやすい状態なので、いつもより入念に行いましょう。

また、紫外線を浴び続けることでも肌が少しずつ乾燥していくため、外出する際は必ず日焼け止めクリームを使用してください。

除毛する間隔を空ける

肌に休息を与えるためにも、1週間の間隔を空けながらカミソリでの除毛をするようにしてください。

除毛を頻繁に繰り返す行為は、それだけ肌に負荷をかけてしまうので毛嚢炎になりやすいのです。

男性には「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが、女性よりも多く生成されており、ムダ毛の成長が早い傾向にあります。

そのため、人によっては除毛後の翌日にはポツポツと生えてくることもあるでしょう。

しかし、カミソリの使用は肌に負担をかけることから、頻繁に行っていはいけません。

以下の記事では、「女性よりもムダ毛の伸びが早い男性の理由」について紹介しているので、合わせて読んでみてください。

衣類の洗濯

部屋着や外出時に着用する衣類は、必ず洗濯したものを選びましょう。

毛嚢炎を防ぐためには肌に長く接するの清潔さにも目を向ける必要があり、衣類やベットも例外ではありません。

連休中、「汗をかいていないし、明日も出かける予定がないから」と、連日同じ衣類を着用している方も少なくないのではないでしょうか?

1度着用した衣類は汗をかいていなかったとしても、肌から分泌される皮脂が付いていたり、空気中に漂う菌が付着したりしているため、衛生環境的によくありません。

とくに、下着は蒸れやすいVIOに面し肌に直接触れる衣類なことから、常に清潔さを保つよう意識してください。

生活習慣を意識する

規則正しい生活習慣はバリア機能が正常に働き、毛嚢炎を防ぐことにつながります。

毛嚢炎が起きる原因でも説明しましたが、睡眠時間の短さや接種する栄養に偏りがあることで、バリア機能が低下し、刺激が伝わりやすくなります。

また、関係がなさそうな「ストレス」も血管が収縮したり、紫外線によるダメージを受けやすくなったりするなど、ターンオーバーが乱れる原因です。

睡眠や栄養バランスは意識すれば改善を図れますが、ストレスは嫌でも感じてしまうため、自身でコントロールすることはできません。

ストレスを溜めてしまった場合は発散する必要があるので、仕事の忙しい平日でも短時間でできる趣味を見つけておきましょう。

毛嚢炎が発症した際の注意点

毛嚢炎が発症した際の注意点

毛嚢炎が発症してしまったあとの注意点について4つ紹介します。

■毛嚢炎の注意点
・毛嚢炎を潰して膿を出すのはNG
・強い力で洗わない
・ステロイド剤を塗り過ぎない
・市販の薬をむやみに使わない

誰にでも簡単に意識できるものばかりなので、参考にしてみてください。

毛嚢炎を潰して膿を出すのはNG

毛嚢炎が発症したあと、絶対にやってはいけないのが「指で力を入れて摘み、潰してしまう行為」です。

潰すことで膿を取り除けるかもしれませんが、毛嚢炎の原因であるブドウ球菌まで除去できないため、いづれ再発してしまいます。

肌に赤みを帯びたデキモノができると、潰したくなる衝動に駆られてしまうこともあるでしょう。

しかし、潰すことによって悪化し体調不良を起こしたり、治ったとしても跡になったりすることも少なくありません。

どうしても気になる場合は、皮膚科に相談して早く治しましょう。

強い力で洗わない

普段の入浴で肌を清潔にすることは大切ですが、意識するばかりに強い力でゴシゴシ洗うのは逆効果です。

強い力で洗浄することによって摩擦が生じ、肌に負担をかけるだけでなく、潤いを保つのに必要な皮脂や角質を過剰に洗い流してしまいます。

余分な皮脂や角質は毛穴詰まりを引き起こすため、毛嚢炎やニキビの原因となりますが、肌の環境をすこやかに保つためには一定量必要です。

石鹸などをきちんと泡立て、優しく洗うだけでも肌の清潔は保てるので、今日からでも意識してみましょう。

角質については以下の記事で詳しく説明しているので、気になる方は合わせて読んでみてください。

ステロイド剤を塗り過ぎない

毛嚢炎について皮膚科へ相談すると、炎症を抑制する働きがある「副腎皮質ステロイド剤」を、処方されることがあります。

しかし、ステロイドには皮膚の免疫力を低下させる作用もあるため、使いすぎは炎症をより酷くするケースもあるのです。

副腎皮質ステロイド剤を処方される際は、担当医から用量や使用頻度について、使用上の注意点が説明されます。

早く症状を治したい気持ちが勝り、薬を塗りすぎてしまう方もいらっしゃいますが、担当医から説明される用量を必ず守りましょう。

市販の薬をむやみに使わない

素人の目ではニキビと毛嚢炎を見た目で判別することはできず、それぞれ治療薬は異なります。

そのため、市販などで購入できるニキビ用の薬を使用したとしても、毛嚢炎が治ることはありません。

毛嚢炎をニキビと勘違いしてニキビ用の薬を塗る方も少なくありませんが、返って炎症を悪化させる恐れがあります。

除毛後や脱毛後に赤みを帯びた場合は、安易に市販薬を使用せず、皮膚科や脱毛サロンの担当医に必ず相談しましょう。

ムダ毛処理は除毛クリームで毛嚢炎を防ぐ

ムダ毛処理は除毛クリームで毛嚢炎を防ぐ

毛嚢炎は肌に刺激を加えたり、傷口ができた箇所に細菌が感染することで生じます。

カミソリはムダ毛を綺麗に処理できる一方で、皮膚の表面も削ぎ落としてしまい大きなダメージになります。

そのため、顔やVIO、脇以外の部位を自己処理する際は、あまり肌に負荷をかけない除毛クリームがおすすめです。

毛嚢炎はニキビと症状が似ていることから勘違いしやすく、それぞれに適した治療薬が必要です。

自身の判断で市販薬を投与するのではなく、皮膚科に相談し専門医の指示を仰ぐようにしましょう。