マスカラは目を大きく見せる役割を担っており、メイクするうえで非常に重要な工程です。
しかし、「マスカラを塗るとよくバサバサになる」や「まつげがバラバラに見える」など、綺麗に仕上がらないことで、悩んでいる方もいらっしゃることでしょう。
上記は、まつげが一方向に整っていなかったり、マスカラ液本体に原因が潜んでいる可能性があります。
本記事では、バサバサになるのを防ぐ方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マスカラでまつげがバサバサになる原因
マスカラを塗るとバサバサになる原因としては、主にまつげの流れが一方向に整っていないことが挙げられます。
また、マスカラの塗り方やまつげのダメージケアがでできていないことも考えられるので、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
まつげの生え方が散りじり
マスカラを塗ったときのまつげがバサバサになる原因には、元々の生え方が関係しています。
遺伝によって人それぞれまつげの生え方は異なり、綺麗に整っている方もいらっしゃれば、上向きや下向きなど、あらぬ方向に伸びてしまう方もいらっしゃるのです。
ただし、初めのうちは真っ直ぐ伸びている方でも生活習慣が乱れることで、次第に散りじりに生えてしまうため、注意してください。
まつげが整っていない
マスカラを塗る前にまつげを整えていないと、バサバサに見えてしまうおそれがあります。
まつげが真っ直ぐな生え方をしていたとしても、髪の毛と同様に寝癖が付くこともあり、乱れている可能性があるのです。
うつ伏せの状態で寝ると、枕がまつげに当たってしまい圧力をかけてしまうため、必ず仰向けの状態で寝るようにしてください。
また、まつげが長くメガネを掛けている方も、上記と同じことが言えるので、マスカラをする前はなるべくコンタクトで過ごすようにしましょう。
マスカラの過剰塗布
マスカラを過剰に塗布することでダマになりやすくなったり、重さが増してまつげが下に向いたりする原因につながります。
マスカラの付けすぎはボリュームを出し、より目を大きく見せようとする方によく見られる塗り方です。
まつげが下に向くと見栄えが悪くなってしまうので、適量を塗るよう意識しましょう。
マスカラを塗るとダマになる際の直し方について、下記の記事で紹介しているので、気になる方は読んでみてください。
まつげにダメージが残っている
実は髪の毛と同じように、私生活で何気なく行なっている行為によって、まつげにもダメージを与えています。
ダメージが残ることで抜けやすくなったり、千切れやすくなったりするため、隙間ができバサバサになりやすくなるのです。
■まつげにダメージを与える主な原因
・目を擦る
・クレンジング不足
・ビューラーのやりすぎ
・マツエクやパーマのやりすぎ
・うつ伏せで寝る など
また、偏った食生活をすることでも必要な栄養素がまつげまで届かなくなり、間接的にダメージを蓄積する原因につながります。
マスカラでまつげがバサバサになるのを防ぐ方法
マスカラを塗った際にまつげがバサバサになるのを防ぐ方法は、今日からでも簡単に取り組めるものから、多少の費用がかかってしまうものなど、さまざまな方法があります。
ぜひ、自分に合った方法を実践してみてください。
コームでまつげを揃える
真っ先に実践してみてほしいのが、まつげを水で少し湿らせ、くし形のコームで整えてみてください。
マスカラを塗る前にコームでまつげを梳かすことで、寝癖が付いているのを直すためです。
髪の毛もセットする前に寝癖が付いていた場合、シャワーを浴びたり、部分的に濡らしたりして直すことでしょう。
まつげも同様に、1度毛の流れを一方向に整えてから、マスカラを使用する必要があります。
ドライヤーで軽く乾かす
水でまつげを湿らせコームで整えたあとは、すぐにマスカラを使用するのではなく、ドライヤーで軽く乾かしましょう。
まつげが塗れた状態でマスカラを使用すると塗りづらくなったり、ダマになりやすくなったりします。
ドライヤーを当てるときはまつげから15~25cmほど距離を起き、弱い冷風で乾かすようにしてください。
強風を当てることによって、コームで整えたまつげが乱れてしまう可能性があります。
マスカラの量を調節する
マスカラを塗る際は、少ない量を塗るよう意識してみましょう。
ボトルの縁で1度量を調節し、塗ったあとにもコームでまつげを梳かすことで、余分に付いたマスカラ液を取り除きます。
また、塗る回数も重要で、増えれば増えるほどまつげが重たくなり下に向いてしまうため、できるだけ1回ずつで済むよう意識してみてください。
塗る回数は最低でも2回とし、3回以上塗るのは避けましょう。
うつ伏せで寝ない
メイクをする前日はうつ伏せで就寝せず、仰向けの状態で寝ましょう。
仕事や家事が忙しく疲れた際、ベットにダイブしてそのまま寝落ちしてしまう方も少なくないのではないでしょうか?
うつ伏せはまつげに寝癖が付きやすい状態で、「朝は準備で時間がないから」と、水やドライヤーで直さずマスカラをしてしまうのが落ちです。
また、冬の時期は寒くて布団に覆い被さりたくなるものですが、まつげに圧がかかってしまうので避けましょう。
バランスの摂れた食生活
偏った食生活は必要な栄養がまつげに行き届かなくなってしまい、抜けたり、千切れたりします。
まつげがスカスカになることによって、バサバサに見えやすくなります。
そのため、綺麗に維持するためにも、タンパク質や亜鉛、ビタミン類などをバランスよく摂るよう日頃から意識しましょう。
まつげ美容液でダメージケアする
まつげ美容液は塗るだけと使い方は簡単で、保護する成分が多く含まれているのでおすすめです。
まつげに潤いやハリを与え、ダメージをケアできることから、バサバサになるのを防ぎます。
ただし、高価な商品が多いことがデメリットなため、どうしてもまつげの乱れが気になるようであれば、自身のお財布と相談して購入してみてください。
「まつげ美容液は意味ない」という噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、効果を勘違いしていることから広まっている可能性があります。
まつげ美容液の実際の効果について下記の記事で説明しているので、合わせて読んでみてください。
マスカラ液が固まりバサバサになる原因
バサバサになる原因としてマスカラ液が乾燥したり、固まったりするなど、本体にも問題があります。
マスカラは品質が低下すると固まりやすくなる性質を持ち、固まったまま塗布することで、まつげがバサバサになるのです。
マスカラ液が固まる原因は以下の通りです。
それでは、それぞれの原因について詳しく説明していきます。
マスカラ液が空気に触れる
マスカラ液はキャップが空いている時間が長ければ長いほど、空気が入り込み徐々に乾燥します。
マスカラ液には油分と水分が含まれており、後者が蒸発することで固まるのです。
塗布している最中はキャップを開けたままにしている方が多くいらっしゃるかと思いますが、時間をかけすぎたり、繰り返し開け閉めを繰り返したりすると、固まりやすくなります。
とは言え、空気に触れないようにするのは難しいので、なるべくキャップを閉めながら使用するよう意識してみてください。
油分が残り固まる
水分が蒸発してしまうと油分だけが残り、パサついたテクスチャーへと変わってしまいます。
パサついたマスカラ液を使用することによって、まつげがバサバサになるのです。
マスカラ液をまつげに塗る際、「なんだか伸びが悪いな」と、感じたことはないでしょうか?
伸びが悪いと感じた場合は、マスカラ液が乾燥して固まっている状態の可能性が考えられます。
マスカラの寿命が過ぎた
マスカラは開封から3ヶ月ほどが使用期限と言われており、期限が過ぎると色が変わったり、悪臭を放ったりするようになります。
また、色や匂いだけでなく、固まってしまうこともあります。
そのため、開封後はできるだけ3ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
「お気に入りのマスカラだから」と、使うのを渋っていては、まだ半分も残っているのに捨てる羽目になってしまうので注意してください。
以下の記事では、マスカラの寿命が過ぎたときのサインや長持ちさせる方法について、詳しく紹介しているので、気になる方は読んでみてください。
固まったマスカラ液の直し方
マスカラ液が固まってしまったからと、すぐに捨ててはいけません。
お湯で温めたり、化粧水を混入させたりすることで柔らかくなり、バサバサになりづらくします。
ただし、品質が低下していることには変わりないので、使用してみて「これ以上使えない」と、感じた場合は新しいものを購入しましょう。
マスカラを塗るとバサバサになる原因のまとめ
マスカラ液が固まっていたり、まつげが整っていなかったりすると、バサバサになってしまいます。
バサバサになる主な原因を、改めて以下にまとめました。
マスカラはまつげにボリュームを出し、目を大きく見せる役割がありますが、バラバラになってしまうことで違和感のある見た目になってしまいます。
綺麗に見せるためには、今回紹介した防ぎ方を私生活やメイク時に取り入れてみてください。
少し意識するだけでも仕上がりが変わってくるので、ぜひ実践してみてください。