ジェルネイルよりも気軽におしゃれを楽しめるマニキュアですが、友人や職場の同僚などから「マニキュアの塗り方が下手だね」と、言われた経験がある人も少なくないでしょう。
上記のような人は、ムラが出たり、爪の表面の凹凸が目立ったりしているのが原因です。
本記事では、マニキュアの塗り方が下手な人の特徴や下準備のやり方などについて詳しく紹介しております。
また、対策も含めて説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マニキュアの塗り方が下手な人の特徴
マニキュアの塗り方が下手な人に見られる特徴を紹介します。
ネイルの仕上がりが奇麗にならない原因は数多く存在し、下記にまとめました。
下手な特徴として大きく分けると、「そもそも正しい塗り方をしていない人」や「下準備を怠っている人」です。
それぞれに潜んでいる原因などを詳しく見ていきましょう。
爪の形や長さを整えない人
マニキュアを塗る前は、必ず爪の形やを長さある程度揃える必要があります。
たとえ上手く塗れたとしても、爪が整っていないと奇麗には見えません。
爪は「ネイルファイル」と呼ばれる、やすりを使用することで奇麗に揃えられます。
甘皮処理を省く人
甘皮処理とは、爪の根本に見られる白い皮のような膜を、綿棒などを使用し押し上げ、キューティクルニッパーで取り除くことです。
甘皮が残った状態でマニキュアを塗ってしまうと、段差ができ目立つことに加え、乾燥が起こり縦じわなどの原因につながります。
奇麗に取り除くコツは、お湯などで爪全体を温め甘皮を柔らかくし、除去しやすくるすることです。
注意として、甘皮には雑菌が入り込むのを防ぐ働きがあり、処理すると炎症を引き起こす可能性があります。
「爪トラブルのリスクを冒してでも、マニキュアを奇麗に塗りたい」という方のみ、甘皮処理してください。
1度塗りで完了している人
マニキュアの塗り方は「2度塗り」が基本とされています。
2度塗りの方が1度塗りよりも発色がよくなり、奇麗に仕上がるのです。
プロのネイリストも大抵の方が2度塗りしております。
手間や時間がかかり面倒と思われるかもしれませんが、マニキュアを塗る際は2度塗りで仕上げるようにしましょう。
ベースコートを塗らない人
ベースコートはマニキュアの下地となる部分なので非常に大切です。
爪の表面を整えることでマニキュアを塗りやすくする働きがあるほか、ネイルの発色をよくする役割があります。
また、保湿効果やカラーの色素を爪に沈着しづらくする働きなども担っております。
ファンデーションを直接肌に塗らないことと同様、マニキュアを直に爪へ塗るのは避けてください。
トップコートを塗らない人
マニキュアを塗ったあとの仕上げとして、最後にトップコートを塗るのが基本です。
トップコートは主にネイルを保護するために使用されますが、爪の表面をツヤツヤにし、奇麗な見た目にする役割もあります。
ムラが出たとしても、ツヤにより多少のごまかしが利きます。
マニキュアの塗り方が下手でよくムラができる人は、仕上げにトップコートを塗ってみてください。
マニキュアを乾かす時間が短い人
マニキュアの塗り方が下手な人の特徴によく見られるのが「乾かす時間が短い人」です。
乾く前に2度塗りしたり、物や指に触れたりすることで、よれる原因につながります。
乾く時間は室内の環境や製品などによって異なりますが、一般的に「10~15分」と言われております。
マニキュアを上手く塗るためにも、乾燥するまで時間を置き、2度塗りやトップコートを使用しましょう。
以下の記事では、マニキュアを早く乾かす方法を紹介しているので、伴わせて読んでみてください。
いつも薄い色のマニキュアを使用している人
ホワイトやベージュなどの薄い色は、下手な見た目の仕上がりになりがちです。
薄い色は濃い色よりも「顔料」と言われる成分が多く含まれており、ムラができやすいマニキュアなのです。
なかでも、ホワイトはプロでも塗り方に苦戦するほど、ムラが出やすいと言われております。
マニキュアを使用する際は、なるべく濃い色に近い製品を選びましょう。
マニキュアを固い筆で塗っている人
固いままの筆はマニキュアを塗るとともに、拭き取ってしまうことがあります。
拭き取ることで部分的に剥げてしまい、何度も塗り直すことでムラとなるのです。
新品の筆や既に使用している筆は、毛先が固まっていることが多くあります。
マニキュアを塗る際に筆が固まっている場合は、揉みほぐしたり、お湯で洗ったりしてから使用してください。
マニキュアの塗る量が適量ではない人
マニキュアを奇麗な仕上がりにするには適量を筆に取り、均一に爪の表面へ塗る必要があります。
部分ごとに多くなったり、少なくなったりすることでムラができやすいのです。
1回で塗るマニキュアの量は、筆の片面半分以下ほどを目安にしましょう。
よくムラが出る人はマニキュアの塗る量を意識してみましょう。
マニキュアが爪からはみ出す人
当然のことですが、爪からマニキュアがはみ出し、キワ部分も一緒に塗ると下手な仕上がりに見えます。
マニキュアを塗るのが上手な人ほど、爪と皮膚の境目がはっきりしているのです。
筆に取る量が多いと、自身の塗りたいと思う箇所からはみ出すことがあります。
ムラを出さないこと同様、適量で塗ることを意識してみてください。
マニキュアを先端から塗らない人
マニキュアは爪の中央から塗るのではなく、先端から塗りましょう。
爪先は中央部分に比べると物に当たりやすく、剥げてしまいがちです。
初めに塗ることで剥がれにくくなり、長持ちしやすいのでマニキュアを塗る順番に注意してください。
マニキュアを奇麗に塗る順番
マニキュアを奇麗に塗る順番を整理したのがこちらです。
塗り方が下手だと感じる人は、順番が合っているのか確認してみてください。
- 順番1爪の形・長さを整える
- 順番2甘皮処理
- 順番3爪の油分除去
- 順番4ベースコートを塗る
- 順番5マニキュアを塗る
- 順番6トップコートを塗る
「爪の油分除去」について説明すると、マニキュアの塗り方が下手な人の特徴になかった通り、奇麗に塗ることとは関係ありません。
しかし、爪の表面の油分を除去することで、ベースコートが密着しやすく、剥がれにくくなるのでマニキュアが長持ちします。
余計な手間が増えることとなりますが、必ず必要な下準備と言えます。
今まで正しい順番で塗っていなかったという人は、上記を参考にしてみてください。
マニキュアの上手な塗り方
マニキュアの上手な塗り方を、塗る順番に沿って詳しく紹介します。
まず、マニキュアを塗るうえで必要な物はこちらです。
マニキュアを塗る際は上記を揃える必要があり、どうしても費用がかかります。
しかし、正しい塗り方をするには必須な物なので、ケチらず準備しましょう。
【下準備1】爪の形や長さを整える
形や長さを揃える際は、爪の専用やすりである「ネイルファイル」を使用します。
ネイルファイルによって粗さが異なり、「150~180」の細かさの物で整えてください。
使い方は爪の先端に対して45度の角度で使用し、両端から中央の順番で揃えると、断面が丸みを帯びやすくなります。
ネイルファイルを使用する前に40℃以上のお湯で爪を温めると、柔らかくなり削りやすいためおすすめです。
【下準備2】甘皮処理
綿棒を水で濡らし、クルクルと回転させながらやさしく甘皮を押し上げます。
押し上げたあと、拭き取れる甘皮はガーゼなどで取り除き、キューティクルニッパーで残りをカットしましょう。
甘皮も温めると除去しやすいので、爪の形や長さを整える工程で行っておくことをおすすめします。
【下準備3】爪の油分除去
爪の表面にある油分は、100均にて入手できる「ネイルクレンザー」を使用することで除去できます。
ます、ハンドソープなどで手を清潔にし、ネイルクレンザーをガーゼなどに染み込ませてから、表面を拭くようにしましょう。
ネイルクレンザーは油分除去をすると同時に乾燥を招くおそれがあるため、直接爪に塗ってはいけません。
また、爪のキワまできちんと油分を拭き取るよう入念に行ってください。
ネイルクレンザーはハンドソープなどの身近な物でも代用できます。
以下の記事で油分除去について詳しく説明しているので、気になる方は合わせて読んでみてください。
ベースコートの塗り方
ベースコートの適量を筆に取り、爪の先端→中央→両端という順番で塗ります。
中央や両端部分は根元から先端の方向に、やさしくサッと塗ることを意識してください。
筆に力を入れ圧をかけすぎるる、部分的に剥げしまうことがあるので注意しましょう。
ベースコートが塗れたあとは、きちんと乾かしてからマニキュアに移ります。
マニキュアの塗り方
マニキュアは2度塗りが基本なので、1回目もベースコート同様に先端から塗り、中央から両端にかけて3回で爪全体を埋めます。
1回目の際もマニキュアの塗りすぎや乾かすことを忘れず注意してください。
上記をもう一度繰り返し完了です。
トップコートの塗り方
トップコートはベースコートやマニキュアと同じ塗り方で問題ありませんが、塗る回数について注意が必要です。
1度塗りよりも2度塗りの方がトップコートはツヤが出ます。
また、中央と両端3カ所に分けて塗るわけですが、何度も塗り直すと気泡が入るので、1カ所につき1回で済ましましょう。
トップコートは何日おきに塗る?
トップコートのみ継続的に塗る必要があります。
ネイルのなかでも最高層に位置するので物に当たったり、擦れたりして剥がれやすいのです。
奇麗に仕上げたマニキュアをできるだけ長く使用したい場合、2~3日に1回塗り直しましょう。
マニキュアの塗り方が下手な人まとめ
マニキュアの塗り方が下手な人の特徴は、主に「誤った塗り方をしている人」や「下準備を省いている人」が挙げられます。
誤った塗り方や下準備を怠ることでムラが出たり、ツヤが出にくくなったりするため、奇麗な仕上がりとなりません。
環境などによっては、紹介した下手な特徴を改善することが難しいこともあるでしょう。
しかし、マニキュアを奇麗に塗るには、一つずつ直す必要があるので、できるだけ改善するよう心掛けてみてください。