ジェルネイルのムラをごまかす方法は?原因や正しい塗り方をご紹介!

ジェルネイルでムラをごまかす

自身の好きなように、かわいくオシャレに爪の表面をデザインできる「ジェルネイル」。

しかし、ジェルネイルをきれいに塗るにはいくつかのコツがあり、使用されている方のなかには、「よくムラができて困っている」という方も、多くいらっしゃるでしょう。

本記事では「ジェルネイルを塗った際にできたムラをごまかす方法」について紹介しております。

また、根本的な解決となる「ムラができる原因や正しい塗り方」も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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そもそもジェルネイルでムラができる原因は?

ジェルネイルでムラができる原因

ジェルネイルはマニキュアよりもムラになりにくい特徴があります。

爪の表面がボコボコしていたとしても、粘土の強さから自然に広がりなじみやすく、ムラになりづらい「セルフレベリング」という、働きがあるのです。

上記のような特徴があるにもかかわらず、ジェルネイルの使用後にムラができてしまう原因をこちらにまとめました。

  • ジェルネイルを塗る前にきちんと混ぜていない
  • ジェルネイルの塗る量が多い
  • ブラシが固くジェルネイルを塗る際に力が入っている
  • ジェルネイルを何度も塗り直している
  • 爪の表面がボコボコしている

それぞれの原因について説明していきます。

「ジェルネイルを使用したあと、よくムラになり困っている」という方は、上記に該当していないか振り返ってみてください。

ジェルネイルを塗る前にきちんと混ぜていない

ジェルネイルを使用した際にムラができる原因として、「きちんと混ぜていない」ことが挙げられます。

時間が経過することでジェルとカラー成分が分離し、かき混ぜずにそのまま塗ると、固まらないことがあるのです。

だからと言って、ジェルを塗るブラシで混ぜるのはよくありません。

毛先がバラバラになったり、クセがついたりするため、自分の思い通りに仕上がらないことがあります。

ジェルネイルを混ぜる場合は、必ず「スパチュラ」を使用しましょう。

また、「きちんとかき混ぜよう」という思いから激しく回すと、ジェル内に空気が入り、気泡が現れやすくなるので注意が必要です。

ゆっくり回すことを意識しながら、ジェルネイルを混ぜるようにしてください。

ジェルネイルの塗る量が多い

ジェルネイルの塗る量が多いとジェルが余ったり、部分的に溜まったりし、乾くまでに時間がかかります。

ジェルに偏りが出てしまうことで、ムラの原因につながるのです。

ムラを出さないためにはジェルを満遍なく爪に塗る必要があります。

量の目安としては、ブラシの片面3分の1程度に調節するとムラのない仕上がりになります。

ブラシが固くジェルネイルを塗る際に力が入っている

ブラシが固い状態のまま、強い力でジェルネイルを塗ることもムラにつながります。

固いブラシや力が入っている状態は、ジェルネイルを塗ると同時に、気付かぬまま拭き取ってしまっているのです。

また、購入したばかりのブラシや使用済みのブラシは毛先が固まっております。

ジェルネイルを塗る前に、キッチンペーパーなどを使用してきちんと揉みほぐし、柔らかくしましょう。

新しいブラシはノリが付いており、柔らかくしようとすると白い粉が出るため、忘れずに取り除くことにも注意が必要です。

ジェルネイルを何度も塗り直している

基本的には1つの爪に対し、ジェルネイルを塗る回数は「2回」と言われております。

何度も塗り直しをすることによって、ムラが余計にひどくなるのです。

ジェルネイルはセルフレベリングの働きによって、時間が経過することで広がるため、少しのムラであれば自然になじみます。

ジェルネイルを塗る際は、必要以上に塗り直しするのは避けましょう。

爪の表面がボコボコしている

爪の表面がボコボコしている状態で、ジェルネイルを塗ることもムラの原因です。

水が隙間を埋めようとするのと同じで、爪の表面に凹凸があると凹の部分にジェルが偏り、ムラを引き起こす原因につながります。

そのため、ボコボコしている爪は平らにする必要があるわけですが、「ベースジェル」を塗ることで凹凸をなくせます。

ムラのないきれいな仕上がりにするためにも、爪の表面をベースジェルで1度整えてからジェルネイルを使用しましょう。

ジェルネイルのムラをごまかす方法

ジェルネイルのムラをごまかす方法

ジェルネイルのムラができる原因を説明したところで、失敗した際にごまかす方法を紹介します。

簡単にジェルネイルのムラをごまかせる方法はこちらです。

  • シールやパーツを被せる
  • ラメやパウダーを乗せる
  • トップジェルで仕上げる
  • ムラ塗りネイルで自然に
  • ニュアンスネイルで自由に

ごまかすと言っても滅多に気づかれることはなく、方法によっては周囲の人にバレることはありません。

たとえバレたとしても、かわいいデザインに仕上げることが可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

パーツやシールでムラを被せる

ごまかす方法のなかで最もバレにくいのが「ムラ自体をパーツやシールで隠す方法」です。

パーツやシールで上から蓋をしてしまえば見られることがないため、気づかれることはほとんどありません。

シールよりもパーツでジェルネイルのムラをごまかすのがおすすめです。

ジェルネイルを塗ったのであれば、ムラができていない部分を活用しない手はありません。

ただし、注意として付け加えたパーツが不自然にならないよう、デザインを考える必要があります。

いざ指摘されると恥ずかしい思いをするため、ムラができたとしても焦らずじっくり考えましょう。

パーツやシールを付ける手順
  • 手順1
    ジェルネイル硬化後、付け加えたい箇所にクリアジェルを塗布
  • 手順2
    クリアジェルにパーツを付ける
  • 手順3
    20秒程度、LEDライトなどを当てて硬化する
  • 手順4
    トップジェルをコーティングして完了

ラメやパウダーでムラを被せる

ラメやパウダーはデザインがある程度限られているため、必要以上に悩むことなくムラをごまかせるのでおすすめです。

光の反射によってムラよりもラメやパウダーを目立たせ、気づかれにくくします。

爪の先端から中間にかけてムラができた場合は「ラメグラデーション」。一方、全体的にできてしまった場合は、「ホロネイル」などでおしゃれに仕上げましょう。

ラメやパウダーを乗せる手順
  • 手順1
    ジェルネイルをLEDライトなどで硬化する
  • 手順2
    未硬化なジェルをやさしく拭き取る
  • 手順3
    ラメやパウダーを塗って完了

トップジェルで仕上げる

あまり目立たないようなムラであれば、トップジェルのみでごまかすこともできます。

ジェルネイルを塗ったあとはトップジェルで仕上げることによって、つやや光沢感が現れバレにくくなるのです。

トップジェルはカラージェルと違い、厚めに塗ることを意識しましょう。

塗る量を多くに塗ることで、爪の表面がボコボコせず自然な仕上がりになりやすいのです。

そのため、1つの爪を塗り終わるたび、ブラシにトップジェルを付けるよう気をつけてください。

トップジェルを塗る手順
  • 手順1
    ジェルネイルをLEDライトなどで硬化する
  • 手順2
    未硬化なジェルをやさしく拭き取る
  • 手順3
    トップジェルを厚めに塗って完了

ムラ塗りネイルで自然に

ムラができてしまった場合でも、最終的に「ムラ塗り」として仕上げることで、自然なデザインにできます。

ムラ塗りとは、わざとムラのある塗り方でジェルネイルを使用し、グラデーションとは一味違ったデザインに仕上げる方法です。

大理石や絵の具を垂らしたようなデザインにでき、つやのあるおしゃれな爪へと変貌します。

ムラ塗りネイルの手順
  • 手順1
    中央から爪先に向かって濃く塗る
  • 手順2
    中央から爪元に向かって薄く塗る
  • 手順3
    2度塗りを濃い部分と薄い部分が分かるように塗る
  • 手順4
    複数のカラージェルを使用する場合:
    硬化してから次のカラージェルを使用する
  • 手順5
    にじんだようなデザインにする場合:
    トップジェルを薄く塗った状態でカラージェルを塗る
  • 手順6
    トップジェルでコーティングして完了

ニュアンスネイルで自由に

ごまかす方法の最終手段としておすすめしているのが、「ムラをニュアンスネイルとして活用してしまう方法」です。

ニュアンスネイルとは、カラージェルやパーツ、ラメなどを自由に配置し、自分の好きなようにデザイン・アレンジすることを言います。

そのため、ムラができたとしても同系色のを加えグラデショーンにし、さらにパーツなども付け加えて華やかにごまかすことが可能です。

ニュアンスネイルの手順
  • 手順1
    ジェルネイルをLEDライトなどで硬化する
  • 手順2
    失敗したジェルネイルをベースにデザインを考える
  • 手順3
    デザインを元にパーツやラメを施し完了

ジェルネイルのムラになりやすい色・なりにくい色

ジェルネイルのムラになりやすい色・なりにくい色

ジェルネイルには、「ムラができやすい色」や「ムラができにくい色」が存在し、「顔料」が含まれている量や品質によって決まります。

顔料とは発色したり、光が届きにくくなったりする成分のことを言い、多く含まれているジェルネイルほど硬化しづらく、ムラができやすいのです。

そのため、ジェルネイルの色選びはムラにならないようにするうえで、非常に大切と言えます。

デザインを考える際は、「ムラをごまかす」という無駄な工程を増やさないためにも、これから説明するムラができにくい色を取り入れるよう意識してみてください。

濃い色のジェルネイルはムラができにくい

ムラができにくいのは「濃い色のジェルネイル」です。

濃い色は元から発色しているため、顔料をそれほど多く含めなくてもよいのです。

主な濃い色はこちらにまとめました。

  • ブラック
  • レッド
  • ブラウン
  • ネイビー
  • ブルーなど

薄い色のジェルネイルはムラができやすい

一方、ムラができやすいのは「薄い色のジェルネイル」です。

薄い色は見えづらいことから、発色を促す顔料を多く含める必要があり、硬化しづらいのです。

特にホワイトは、プロのネイリストでも難しいと言われるほど、ムラになりやすいので注意しましょう。

主な薄い色はこちらにまとめました。

  • ホワイト
  • ベージュ
  • ピンク
  • シアー
  • パステルカラーなど

人を惹きつけやすい色

レッドやオレンジなどの「暖色系」は誘目性が高く、人の目を無意識に惹きつける特徴があります。

例えば、誘目性の高さとして、信号機が分かりやすいでしょう。

止まれのサインである赤色は目立たせる必要があるため、誘目性の高い色を設定しております。

上記のように、暖色系はブルーやグリーンなどの「寒色系」よりも、人を惹きつける効果があるのです。

ジェルネイルの色選びで困った際はムラができにくく、人の目線を集める「レッド」を使用してみてはいかがでしょうか。

誘目性(ゆうもくせい)とは?
人の意識を向けさせる度合いのこと。

ジェルネイルのムラができにくい塗り方

ジェルネイルのムラができにくい塗り方

ジェルネイルのムラは、自身の知識レベルによっても引き起こします。

ムラができる原因などを踏まえ、改めてジェルネイルの正しい塗り方をまとめました。

自身のジェルネイルの塗り方と照らし合わせ、間違った方法で塗っている方は改善しましょう。

ジェルネイルのムラができにくい塗り方
  • 手順1
    できるだけ色の濃いジェルネイルを選ぶ
  • 手順2
    ベースジェルで爪のぼこぼこを整える
  • 手順3
    ジェルネイルをスパチュラでかき混ぜる
  • 手順4
    ブラシの毛先をやわらかくほぐす
  • 手順5
    ボトル口でブラシの片面3分の1程度に、塗る量を調節
  • 手順6
    基本的に2回塗りにし、力を入れない
  • 手順8
    仕上げとしてトップジェルでコーティングする

ジェルネイルには上記で紹介したように塗る順番が存在します。

下記の記事で詳しく説明しているので、伴わせて読んでみてください。

セルフジェルネイルでハケ跡が残らない塗り方

ハケ跡が残らない塗り方は、基本的にムラができにくい塗り方と同じですが、1点だけ注意することがあり、「ブラシを寝かせた状態でジェルを塗る」ということです。

爪に対しブラシを垂直の状態で塗ると、ジェルに毛先の筋が付きます。

ジェルを塗る際は、毛先が爪に当たらないよう寝かせた状態で使用しましょう。

ジェルネイルがボコボコになるのはなぜ?

ジェルネイルがボコボコになるのはなぜ?

ジェルネイルがボコボコになる原因は、爪の表面に凹凸があることはもちろんのこと、固まらなかったベースジェルを拭き取っていないことも考えられます。

未硬化なベースジェルをそのままにし、凸ができた状態でジェルネイルを塗ると、当然ぼこぼこになるのです。

LEDライトなどを当てたとしても、ベースジェルによってはきちんと硬化しないことがあります。

「ジェルネイルを塗った際にぼこぼこする」悩まれている方は、固まっていないベースジェルをきちんとふき取るようにしてください。

ジェルネイルでムラをごまかす方法のまとめ

ネイルでムラをごまかす方法のまとめ

ジェルネイルでムラができた場合、ごまかし方には5つの方法があります。

自身の思い描いているデザインに近い方法を選ぶことで、周囲にバレることなくネイルを楽しめます。

ジェルネイルのムラをごまかす方法
  • シールやパーツを被せる
  • ラメやパウダーを乗せる
  • トップジェルで仕上げる
  • ムラ塗りネイルで自然に
  • ニュアンスネイルで自由に

ごまかすと言っても、おしゃれにアレンジできるのでぜひ実践してみてください。

また、ジェルネイルの正しい塗り方や濃い色のジェルを選ぶことで、ムラが目立ちづらくなるのです。

いつも自分はどのようにジェルネイルを使用しているのか、本記事で紹介した正しい塗り方を元に振り返ってみましょう。

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