マスカラは、相手からの印象を大きく左右するメイク用品の一つです。
しかし、メイク初心者の方のなかには、マスカラの役割をきちんと把握できていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、マスカラだけでなく、下地にも大きな役割が秘められております。
そこで今回は、「マスカラや下地は何のために行うのか」はもちろんのこと、初心者におすすめな種類や塗り方を説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
マスカラの役割
マスカラの役割はまつ毛を整えボリュームを出すことで、目を大きく見せ、魅力ある顔立ちに見せるのに役立ちます。
マスカラの種類によって「可愛い系」や「キレイ系」、「クール系」など、タイプ別な印象を与えられるのです。
整った肌に見せるファンデーションやチークも化粧において大切ですが、何よりも目元がくっきりしていないと台無しになってしまいます。
友達のすっぴんを初めて見たとき、「印象が全然違う」と思ったことは、1度はあるでしょう。
見た目の印象を大きく左右しているのは、他でもないマスカラなのです。
雑な塗り方をしていたり、間違ったやり方をしたりしていると、「似合っていない」と思われることもあるので気をつけましょう。
マスカラ前の下地の役割
マスカラを塗る前に使用する「下地」は、必須アイテムと言っても過言ではありません。
目元を印象付けたり、長持ちさせたりするには下地が必要となり、マスカラの役割をさらに発揮させるのです。
マスカラ下地の役割には、以下の4つがあります。
ただし、下地を必ず塗らないといけないわけではありませんが、マスカラの仕上がりをよくしたいのであれば、使用することを強くおすすめします。
それでは、上記それぞれの役割について説明していきます。
まつげを長く見せる
マスカラ下地はまつげ毛を長く見せる役割があるため、「長さが短い」と悩む女性には、必ず使用していただきたいメイク用品です。
下地にも種類があり、なかでも「繊維」が含まれているものを使用してください。
繊維が入っていることで、まつげにきちんと付着し、マスカラが接しやすくなるのです。
まつげを長く見せたいのであれば、繊維が入っていない下地でも疎かにしてはいけません。
まつげのカールを維持する
マスカラ前に塗る下地には、まつげのカールを長時間にわたり維持する役割があります。
たとえ、まつげにカールがかかり美しく見せれたとしても、時間が経過すれば次第に元に戻ってしまうのです。
また、キープ力を高めるだけでなくカーブの度合いを引き上げり、ビューラーでまつげを上げたのを落ちにくくしたりします。
綺麗に整えたまつげをできるだけ長い時間キープしたい方にもマスカラ下地はおすすめです。
マスカラが落ちにくくなる
マスカラを付けたあとによれたり、ボリュームが減ったりするのを抑える働きがあります。
時間が経てばカール力が下がるだけに留まらず、マスカラ自体が落ちてくるのです。
マスカラを直接まつげに塗るよりも、下地を塗ることによりきちんと接着するため、メイク崩れが生じにくくなります。
マスカラの働きがすぐになくなってしまう方は、下地を使用することでケアできる可能性があります。
下記の記事では、マスカラが短時間でポロポロと落ちてしまう原因について紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
まつげを保護する
実は、マスカラの下地にはまつげをダメージから守る役割も兼ね備えております。
髪の毛を染めたり、アイロン掛けしたりすると傷むと同様に、クレンジンなどを使って化粧を落とす際、まつげに負担がかかっているのです。
下地は表面に薄い層を形成し、ダメージをケアできます。
マスカラの種類
マスカラには代表的なものとして、7つの種類が存在します。
種類によってそれぞれ役割や特徴が異なるので、メイク初心者の方は迷われるかもしれません。
そのため、初めは簡単に塗れるものから使用していき、慣れてきたところで他のタイプを使ってみましょう。
それぞれの種類について紹介していきます。
ボリュームタイプ
ボリュームタイプは粘土が高く、比較的に重いマスカラを使用しており、太くて濃いまつげを演出できます。
太くて濃くなることによって、ボリュームのある印象的な目元に仕上げられるのです。
マスカラが重いことから「塗りづらそう」と思われるかもしれませんが、意外にも塗りやすく、メイク初心者の方でも簡単に使用できます。
目を強調させ、相手に印象付けしたいときにおすすめのマスカラです。
ロングタイプ
ロングタイプはマスカラに含まれている繊維をよく馴染ませることで、細くて長い、綺麗なまつげに仕上げられます。
ボリュームタイプとは違い、上品さや大人びた目元に見せることができます。
会議や会食などのシチュエーションで、あまり派手な化粧をできないときに使用するとよいでしょう。
ロングタイプも使いやすさに定評があり、マスカラ初心者の方にもおすすめです。
カールタイプ
カールタイプは軽めなマスカラにより、カーブやビューラーで上げたまつげを長い時間維持できます。
ボリュームタイプのような重いマスカラは、印象的な目元に仕上げられますが、整えたまつげが落ちやすいデメリットもあるのです。
1日中、カールのかかったまつげを維持できないという場合は、カールタイプに挑戦してみましょう。
ウォータープルーフタイプ
ウォータプルーフタイプは水に強く、雨の日などの湿気が高い日でもカールを長時間キープできる役割があります。
マスカラは水や湿気に弱くすぐに崩れたり、落ちたりするため、目の下が黒くなってしまうのです。
そのため、汗をかきやすい夏の時期などに使用するのが適しています。
ただし、水に強いことから落としづらく、ウォータプルーフタイプ専用のクレンジングを使用する必要があります。
スマッジプルーフタイプ
乾燥することでまつげにフィルムを形成し、耐水性を持つ働きがあるマスカラです。
ウォータープルーフタイプほどの耐水性はありませんが、お湯洗いのみで落とすことができ、強い力で洗う必要がないことからまつげにも優しいのがメリットです。
メイクのクレンジングに手間をかけたくないという方におすすめのマスカラです。
カラーマスカラ
カラーマスカラは名前にある通り、まつげに色を施します。
マスカラは基本的に黒色のものが多いため、誰しも似たりよったりのメイクになることが多いのです。
ただし、自分に合ったカラーを選択しないと、不格好になってしまうので難しくもあります。
人とは少し違った印象を与えたいときに、挑戦してみるとよいでしょう。
ラメマスカラ
こちらも名前の通り、マスカラにラメが入っているものです。
ラメが含まれていることで光が反射し、目元をキラキラと華やかに見せます。
可愛さやゴージャスさを演出したい気分のときにおすすめです。
【形状別】マスカラブラシの役割
マスカラブラシにも多くの種類があり、それぞれ形状が大きく異なることから役割が違います。
マスカラを塗る際は、液体のタイプだけ注意すればよいわけではありません。
自身の目的に応じて使用するブラシを選ばなければならないので、それぞれの特徴について簡単に紹介していきます。
ストレート型ブラシ
ストレート型は真っ直ぐな形状となっており、先端が曲がったり、太くなったりしていないことから、向きを気にすることなく均一にマスカラを塗れます。
しかし、短いまつ毛などの細かな箇所は、塗りづらいと言えるのも事実です。
マスカラ初心者の方は、ブラシの基本の形状であるストレート型から試していくのがおすすめです。
アーチ型ブラシ
目の形に合わせて少しカーブが掛かっているのがアーチ型マスカラブラシです。
カーブが掛かっていることから、ストレート型では塗りづらいまつげの根元部分にもマスカラを付けやすく、漏れを防ぎます。
また、中央部分にマスカラ液が溜まりやすいのが特徴で、ボリュームを出しやすいため、ストレート型が塗りづらいと感じたらアーチ型を使ってみましょう。
コーム型ブラシ
コーム型はヘアブラシなどのくしの形状をしたブラシで、まつげを整える役割も兼ね備えており、綺麗な仕上がりとなります。
そのため、マスカラを塗った際にダマができにくいのが特徴です。
根本もきちんと塗れますが、一方向のみで使用するよう注意してください。
ひょうたん型ブラシ
ひょうたん型は名前の通りひょうたんの形状をしたブラシです。
ブラシの中央部分が細く製作されていることから、まつげのボリュームを出しやすくなります。
ただし、返ってダマになりやすいので、塗る量に気をつけながらマスカラを使用する必要があります。
ロケット型ブラシ
ロケット型は極端に言えば、ひょうたん型と真逆の形をしたマスカラブラシで、中央部分が太く、先端に目掛けて細くなっていくのが特徴です。
先端が細くなっていることから下まぶたなどの細かい場所にも使用でき、中央部分の太い箇所を使えばボリュームを出すこともできます。
ただし、特殊な形状をしているため、塗りづらいことがデメリットとしてあげられ、ほかのタイプが慣れてきた頃に使用するのをおすすめします。
マスカラの基本的な塗り方
マスカラの役割や種類などを説明したところで、塗り方の手順について簡単に紹介します。
マスカラを美しく仕上げるコツは、塗る際にゆっくりと時間をかけて塗るのではなく、素早く塗るのがポイントです。
ゆっくり塗ると、塗っている間に乾いてしまい、自身の思い通りに塗れないことがあります。
丁寧に塗ろうとすることは大切なことですが、時間をかけてしまうと返って塗りづらくなるので注意してください。
詳しいマスカラの付け方については、以下の記事で説明しているので、気になる方は読んでみてください。
■マスカラの正しい塗り方
1.まつげの油分をオフ
2.マスカラコームでまつげを梳かす
3.下地を塗る
4.アイラッシュカーラーでまつげを上げる
5.マスカラをまつげの上下に分けて付ける
6.トップコートで仕上げ
7.必要であればホットビューラーを使用
【まとめ】マスカラは目を大きく見せる役割がある
マスカラを使用することでまつげを整え、目を大きく見せる役割があります。
しかし、マスカラの役割をきちんと果たすためには、下地をサボってはいけません。
マスカラ下地には以下の働きがあります。
綺麗に仕上げたとしても下地を塗らないことによって、短時間で崩れてしまう可能性があります。
マスカラを長く楽しむためには、下地でまつげを整える工程が非常に大切です。